私は同人イベントに参加し始めてから４年目くらいですが、最初はほんとに売れませんでした。あまりに売れずによくしょんぼりしてましたが、漫画の練習と同時にイベントでのスペースレイアウトを見直すことで、最近は頒布数を伸ばすことができてます！
この記事では私の頒布数の推移と、実際にやっている販促レイアウトをご紹介してます。一次創作はなかなか手に取ってもらえず難しい世界ではありますが、努力でどうにかなることもあるのでぜひ色々試して見てください。
頒布数の推移
このグラフはコミティアでの頒布数です。具体的な数字は書いてませんが、一番少ないところが１ケタなのであとはだいたい察せるかと思います。ちなみに各回で販促のためにやったことはこんな感じ。
123>>何もやってない
124>>小さいポスター、ティアズマガジン掲載
125>>ポスター
126>>ポスター、サンプル掲示、種類絞る
128>>ポスター、サンプル掲示、表紙見せ、種類絞る
そして直近の128では過去最高の頒布数となりました。128では自分史上かなりスペースレイアウトに気を遣ったので、個人的にはその効果が出たんじゃないかと思います。
上のデータを踏まえ、実際に当日のレイアウトを紹介していきます。
スペースレイアウトがこちら
画像が長いので小さく表示してますが、クリックで大きく見られます。では具体的に何をしたのか説明していきますね。
A2卓上ポスター
卓上POPスタンドを買い、印刷所にポスターを発注してます。ポスターの内容は、新刊の表紙絵とあらすじを簡潔に表した文章。これで道ゆく人々の視界に自分のスペースをアピールしまくります。
ポスターについて詳しくは下の記事で説明しているので、合わせて読んでみてください。
同人誌を斜めに立てかける
私の本は全てスタンドで立てかけてあり、離れた場所に立っている人からも見やすいようにしてます。ポスター同様、歩いてる人にもアピールする狙いです。あと単純に表紙がたくさん見えると絵柄がわかりやすく、賑やかで良さげなサークルに見えます。
画像を見るとわかりますが、普通に机に平置きにしてると表紙って見えにくいんですよね。これじゃせっかくいい表紙を作っても、スペースの真ん前に来て下を向いた人にしか表紙が見えません。
ちなみに本を立てるのに使ってるのは、ダイソーのスマホスタンド。ねじ式でコンパクトに畳める＆軽い＆滑り止め素材＆安いという買う理由しかないオススメ商品です。もしお近くにダイソーがない場合も、ネットでスマホスタンドって検索したら安い商品がいっぱいありますよ。
大きな値札をデジタルで作る
値札は大きい方がいいと言われてます。「同人誌を買う時に値段なんか見ない！」という人は多いですが、値段を見る人だってたくさんいます。値段が一発でわかる方が断然いいです。あとネットのつぶやきを見るにシャイが多いみたいなので、「この本いくらですか？」と聞けない人が結構いるようです。もし自分の予算が残り少なく、新規開拓してこの本買おうかな？と悩んでいる時、サークルの人に値段を聞いたらお金が足りなかったなんて恥ずかしくていやですよね…
本のサンプルをA3ポスターに
机の前にA3ポスターを張り出しました。これも一発で絵柄や作風がわかるようにするためです。
同人界隈では表紙詐欺という言葉がよく使われるんですが、これは表紙はいいけど中身がてんでダメという意味です。素敵な絵だと思ったのに漫画のルールを全く知らない人だったとか、顔漫画で背景ないじゃんとか、全体的にグレーで読みにくいとか、そういうことがよくあるそうです。
こういうことを回避するために立ち読みで確認する人は多いです。しかし全員が立ち読みする時間の余裕があるわけでもなく、なかには立ち読みをするのが苦手な人もいます。
ちょっと離れたところからでも中身がわかれば、時間がなくてサッと歩いてる人の目にとまれるかもしれないし、立ち読みが苦手な人が「よし買おう！」と決めるきっかけになるかもしれません。実際にこのポスターをじっと確認してから購入してくださった方もいて、効果はあったと感じてます。
同人界隈では表紙詐欺という言葉がよく使われるんですが、これは表紙はいいけど中身がてんでダメという意味です。素敵な絵だと思ったのに漫画のルールを全く知らない人だったとか、顔漫画で背景ないじゃんとか、全体的にグレーで読みにくいとか、そういうことがよくあるそうです。
こういうことを回避するために立ち読みで確認する人は多いです。しかし全員が立ち読みする時間の余裕があるわけでもなく、なかには立ち読みをするのが苦手な人もいます。
ちょっと離れたところからでも中身がわかれば、時間がなくてサッと歩いてる人の目にとまれるかもしれないし、立ち読みが苦手な人が「よし買おう！」と決めるきっかけになるかもしれません。実際にこのポスターをじっと確認してから購入してくださった方もいて、効果はあったと感じてます。
机の上に出す本の種類を少なめに
私は売れないサークルなので在庫が多く、つい全部の既刊を机に出したくなります。でもそれをすると机の上がごちゃつき、購入者から見ると買うものを選びにくいんですよね。
ビジネスの販促でも「種類が多すぎると逆に売れなくなる」という実験データがあります。購入者がどれにしようかと迷ってしまい、結局決められずに買わなくていーやと去ってしまうことが多いそうです。
そういうわけなので、テーブルに並べた時に窮屈じゃない程度の種類に絞った方がいいです。私は５種類くらいを目安にしてます。
まとめ
コミティア128ではいつも通りネットで宣伝をしましたが、いつも通りRTもファボも１ケタで、ピクシブのブクマも20くらい。今までと数字的に変わったことはなかったのですが、何故か頒布数が多くて自分でもびっくりしてます。
ネットの数字が変わらないなら、きっとスペースレイアウトのおかげだろうと思ってこの記事を書きました。ちなみに実践したノウハウは全て先人の同人作家さんたちのアドバイスを参考にしたものです。多くの人が効果を感じた上でオススメしてくれてるので、きっとみなさんがやっても効果があるはずです。
