同人誌即売会では憧れの作家さんや普段交流のある人と会うことができるので、差し入れを準備していく人もいると思います。差し入れをもらうのは嬉しいですし、好きなキャラゆかりのお土産なんか渡したりすると楽しいですよね。
ただ、差し入れをするときは気をつけないといけないことがたくさんあります。好意でもらうだけに作家さんも面と向かって言いにくいのですが、実はその差し入れは嫌がられているかも…?
差し入れをして良いのか確認
そもそも「差し入れいりません!」と宣言しているサークルさんもいます。理由としては、大手サークルなので差し入れが山のようになってしまうとか、自宅まで宅配する費用がかかってしまうとか、飛行機でイベントまできているので荷物を最小限にしたいとかがあります。こういったサークルさんは、イベントの告知の時に差し入れのことをSNSやサイトに明記しています。差し入れしようと思い立ったら、必ずチェックしましょう。普段から差し入れを受けつけている様子だったら問題ないですが、不安な場合はマシュマロとかツイッターとかで直接聞いた方がいいですね。
作家さんに喜ばれる差し入れ
一番は感想のお手紙
これはもういろんなサイトのアンケートなどで鉄板なんですが、もっとも喜ばれるのは感想の手紙です。相手の作品に対してどこが良かったとかどこが好きだとか伝えると、作家さんは本当に喜んでくれます。差し入れは手紙だけ受け付けてますという人も多いです。
なので、モノの差し入れをするときはお手紙を一緒につけた方がますます喜ばれます。逆にやたらモノの差し入れだけ持っていって作品について一切触れないでいると、ちょっと失礼に当たることもあります。
基本は小さいか薄くて軽いもの
大好きな作家さんにはたくさん差し入れしたくなっちゃいますが、相手の負担を考えて持ち運ぶ時に楽なものを選びましょう。重いものやかさばるものは迷惑だと想うひとが多いです。鉄板なのはめぐりズムのアイマスクです。同人作家さんは原稿中に目を酷使するので、これなら外れはないと言われてます。ただ、いつもたくさん差し入れをもらっている人は、めぐりズムもういらないよ!使い切れないよ!状態にあることもあるようです。
ギフト用に売っている小さなお菓子
お菓子やさんやデパ地下、雑貨屋さんなどでは、ギフト用として箱詰め、ラッピングされているものが売ってます。大概手のひらサイズで600円〜1500円くらいで買えますし、きちんと箱詰めされてるので衝撃で壊れる心配もありません。
下は手土産として有名なものを紹介してます。迷ったらとりあえず定番なお店で選ぶのがおすすめ。
下は手土産として有名なものを紹介してます。迷ったらとりあえず定番なお店で選ぶのがおすすめ。
作家さんが欲しいと言っていたもの
ファンとの交流が盛んな作家さんなら「〇〇の酒を浴びるほど飲みたい!ちょうだい!」とか「みんなの地元の銘菓でお願い」とかリクエストしてることがあります。悩む必要がなくてありがたいので、そのままご希望のものを差し入れしましょう。差し入れNGなもの
保冷が必要なもの
ナマモノのケーキとかアイスとか、冷蔵庫に入れる必要があるものはダメです。イベントに保冷ボックスを持ってきてる人はほとんどいません。もらったらすぐに食べなきゃいけませんし、そもそもイベント会場まで持ってくる間に痛んでるんじゃないかという不安もあります。食中毒でも起きたら大変です。
結露ができるもの
夏のイベントだと気を利かせて冷えたジュースを差し入れる人もいると思いますが、人によっては結露ができるという理由ですごく嫌がることもあります。同人イベントでは紙ものの頒布が多いので、せっかく印刷したものが結露でぐしゃぐしゃになってしまうかも。もし冷えた飲み物を持っていきたい場合は、当日ツイッターなどで「飲み物足りてますか?」と聞いた方がいいですね。小包装のお菓子をバラしてラッピング
お徳用の小包装がたくさん入ってるお菓子をバラして、自分で紙袋に入れて可愛くラッピングしてる人もいるかと思います。ですがこれは小包装に賞味期限が書かれていないこと、原材料の表記がないことから、作家さんを不安にさせてしまうNG行為です。
賞味期限が書かれていない=本当に安全なのかわからない食べ物になります。なかには食べ物に好き嫌いが多い人や、深刻なアレルギーを持っている人もいます。そうなると作家さんは捨てるしかないわけですね。
手作りの食べ物
衛生的な意味でNGです。いくら「自分の手も家も綺麗だし!気をつけて作ったし!」と言っても、あまり親しくない人の手作りを食べられる人はいません。なかに何が入っているかわからないので、人によってはすごく気持ち悪いと感じます。憧れの作家さんにはあげず、ものすごく親しい10年来の友人とか、同じ鍋をつついても平気な友人とかにあげましょう。
高価すぎるもの
ブランドものでどう考えても1万円以上するハンカチとか、宝石がついてるものとか、もらった相手が萎縮するものはNGです。ほとんどの同人作家さんは高価な差し入れを貢いでもらうために創作活動をしてるわけではありません。差し入れではなく作品を買うことで応援しましょう。個人的には、あまり親しくない相手なら500円〜3000円くらい、すでに親しくしてて誕生日プレゼントなどを兼ねてれば5000円くらいでも良いかなと思います。
安すぎるもの
あなたが大学生以上なら、5円チョコや駄菓子とかの値段が安すぎる差し入れはやめた方がいいです。作家さんが大好き!欲しい!と言っていた場合や、相手とかなり親しい場合を除き、安すぎる差し入れは失礼にあたります。ファンとはいえよく知らない人に5円チョコ1つもらったり、ガム1枚もらったり、小包装されてないパイの実を「これ1つ取って!」と言われたら、大概の人は「え…?」と思います。
自分の名刺を入れてもいいの?
食べ物を差し入れするときは、安全性とかの保証も兼ねて名刺を入れるべきだと思います。誰からもらったのかよくわからないものは食べにくいですしね。
ファンレターにも名前やTwitterアカウントなどを書いて良いと思います。たまにフォロバ目的って思われたらどうしようと不安になる方がいますが、食べ物同様誰だかはっきりしてるのも嬉しいです。
もちろん「絶対に自分の存在を知られたくない!」という人なら、無記名でも大丈夫です。無記名かつ食べ物を差し入れるなら、梱包がしっかりしている既製品で、一度も開けてませんよ、変なもの入れてませんよということが一目でわかるものだと作家さんも安心します。
もちろん「絶対に自分の存在を知られたくない!」という人なら、無記名でも大丈夫です。無記名かつ食べ物を差し入れるなら、梱包がしっかりしている既製品で、一度も開けてませんよ、変なもの入れてませんよということが一目でわかるものだと作家さんも安心します。