100均のワイヤーネットが同人イベントのディスプレイにおすすめ




同人イベントで悩みがちなのがディスプレイの仕方。どうすればたくさん見てもらえるかな?売れるかな?と試行錯誤しますよね。この記事では、100円ショップのワイヤーネットを使ったディスプレイについて説明してます。

ワイヤーネットとは


こういうワイヤーを網目状にした製品です。だいたいインテリアのコーナーに置かれていて、大きさも様々あります。特に大きいのは値段が200円〜300円くらい。このワイヤーネットをスタンドで立たせてつかいます。

軽くて、ある程度は丈夫なため、おもにハンドメイド作家さんがディスプレイ什器として利用しています。最近は同人誌即売会でも使われるようになり、立体的な設営ができると人気です。

100均で購入した「ワイヤーネット用スタンド」商品一覧。写真付きでご紹介

ワイヤーネットとスタンドは、主にダイソーとセリアで販売されてるようです。上のサイトだと、セリアよりダイソーのスタンドの方がしっかりしていておすすめと書かれていました。同人で実際に使っているのを見ても、ダイソーを使ってる人がほとんどです。

ディスプレイの仕方



だいたいこんな感じでポストカードや色紙などを展示販売している人が多いです。軽いものならおしゃれな洗濯バサミでとめられます。

それから、ワイヤーネットに引っ掛ける用のカゴやフックが売られているので、それらを使って小物を入れたり飾ったりすることもできます。


同人誌を展示している人もいます。省スペースでたくさん展示できるので便利ですが、厚さや重量のある本は倒壊の危険もあるので、展示の仕方に十分注意しましょう。

イベントの高さ規定を守る

同人イベントごとに、地上または机から何センチまでと設営の高さが決められています。例えばコミティアなら机から80センチまでです。80センチって結構高いので、個人的には60センチくらいまでがベストかなと。


コミケでは、なぜか高さの規定がありません。たまに2メートルくらいの設営をするひどいサークルが倒壊して騒ぎになってるので、早く数字で規定した方がいいんじゃないかなと思います。

「コミケットではサークルスペースの高さ制限が無い。風で倒れて周りに被害を出した。」とのアンケートをいただきました。ディスプレイなどの高さは、具体的な数字で言っていないだけで、制限はしています。数字を言うと、それが一人歩きし、規制すること以外の意味がなくなります。それでは本末転倒なのです。(続く)
要は迷惑にならず、災害時の対応が出来るように、ということです。数字が無いことは、迷惑にならない範囲を自分で考えて決めてください、ということでもあります。被害を出したと思うのであれば、それを経験として自分の考えの甘さを自覚し、ディスプレイの高さと周りの迷惑を考え直す良い機会だと思います。
コミックマーケット74 スタッフからの一言コーナー - コミケ

もしコミケのように規定がないイベントでも、床から150センチくらいがいいと思います。なぜかというと、成人の平均身長より高い設営は圧迫感があり、周りから見ても怖いですし、倒れた時に頭や目といった急所に当たる可能性が高いからです。

ワイヤーネットを使った設営は軽いゆえに、倒れることを考えないといけません。低ければ低いほど何かあった時に重大なけがに繋がる可能性が減ります。

左右のサークルに迷惑をかけない

ワイヤーネット設営は立体感がでるので、左右のサークルに迷惑をかけないように気をつけましょう。特にコの字型で置くときは注意が必要です。机の幅いっぱいにワイヤーネットを立てると、通路を歩いている人から隣の机の上が見えにくくなってしまうんです。これにより、ワイヤーネットの影になったサークルの頒布数がいつもより減ってしまうとか。

隣のサークルもコの字とか大きな棚で立体設営をしていれば、お互いさまなのであんまり気にしなくて大丈夫です。しかし隣のサークルが平置きディスプレイの場合、コの字型に設営して良いかどうかを確認するのをおすすめします。トラブルに繋がる前に声かけしといたほうが良いですよ。

倒れないように注意

ワイヤーネットは軽いので、風や振動、人がぶつかったなどで倒れないように気をつけましょう。具体的には、サークルは2人体制にして常に裏で押さえておくとか、万力で机に固定するとか、裏側から重しを付けておくとか、粘着材が残らないテープで机に貼っておくとかです。

ただし机にがっちり固定しすぎると、ワイヤーネットが風であおられて机ごと動いたり、机ごと倒れてしまったりします。ワイヤーネット単体が倒壊するより危ないので、この辺はワイヤーネットに展示するものの重さやイベント会場の風を考慮して対応してください。あまりにも重いもの、倒れたら危ないものはワイヤーネットではなく、低くてしっかりした棚を使いましょう。

他にもこんな商品が