行った事がない人にとっては未知の世界である「同人誌即売会」。この記事では初めて同人イベントに行く人向けに、基本と言われているルールやマナーをまとめました。
サークル参加者も一般参加者も対等
よく言われるのが「一般参加者がお客様気分で困る」というもの。同人誌即売会は基本的に参加者全員が平等な立場です。購入者は同人誌を買うときにお金を払っていますが、だからと言って普通のお店のようにお客様扱いしてもらえる訳ではありません。サークル参加者に高圧的な態度をとったり、必要以上に丁寧なサービスを求めたりしてはダメです。逆にサークル側も「売ってあげてる」みたいな、偉そうな態度をするのはダメです。
早すぎる到着はNG
コミケ徹夜組といえばわかるかたもいると思います。超人気サークルの本や企業のグッズを買うために、イベントのルールで禁止されている「徹夜」「規定の時間より早く会場周辺で待機」する人たちのことです。この人たちは組織的な転売屋らしいので、コミケの運営や参加者から注意を受けても違反行為をやめません。ですがあれは許されてる訳ではないので真似しないようにしてください。オタクっぽい人が夜にうろうろしてるとカツアゲされやすいですし、事件にも巻き込まれやすいです。
フライング組によって事件が起こったり周辺の住民から苦情が来たりすると、その会場で同人イベントを開く事が難しくなってしまいます。同人誌即売会存続のためにも、時間厳守で参加しましょう。
万札や5千円札で買い物しない
同人誌を買うためにイベントに参加するなら、100円と500円と1000円札をたくさん用意するのが暗黙のルールになっています。これは「サークルが大量のお釣りを用意できないため、購入者が配慮する」「会計を素早く明朗にする」という理由があります。サークル参加者は個人なので、お釣りを用意するにしても量に限界があります。しかも小銭ってめちゃくちゃ重いので持ち運びにも苦労します。
さらに、会計慣れしてない人同士がお金をやりとりすると間違いが起こる可能性も高いです。なるべく同人誌の価格ぴったり払うのが、計算間違いもなく会計もスピーディーでいいですよ。
会場内撮影は基本的に禁止
コミティアでは基本的に禁止で、サークルスペースを撮影したい場合はサークル主の許可を得ましょうと規定で決まってます。また、サークル参加者が自分のスペースを撮影するのはOKです。
写真をネットにアップする場合は写り込んだ他人の顔、体、荷物、スペースはスタンプや加工で消すか隠すかしましょう。顔だけでなくファッションや髪型などもネットに晒されるのが嫌な人はいます。
同人誌即売会はスペース番号などで写り込んだサークル参加者を特定でき、しかもインターネットでの活動と本人を紐付けられます。自分の顔は隠すのに他人の顔は一切隠さないでアップする人もよくいますが、そんなのされたら嫌ですよね…。写真の取り扱いには注意です。
他人の本や作品の上に手をついたり荷物を置かない
これもよく聞くので、無意識にやらないように気をつけましょう。「会計のときに同人誌の上に荷物を置かれる」ことはかなり多いみたいです。作り手が素人とはいえ売り物なので、購入していないものに触ったり汚したり傷つけてはダメです。他のサークルのスペースにはみ出さない
購入者の場合は、立ち読みをしたり会計したりサークル主と話すときに左右にはみ出さないようにしましょう。もし目当てのサークルが大人気で列ができ始めてる場合は、なるべく他のサークルの前や通路をつぶさないように並んでください。サークル参加者なら、購入者がはみ出していないかを確認するのと同時に、自分やイスや荷物がはみ出してないかも見てください。
ごくたまにですが、ものすごい量の同人誌やグッズを持って来てダンボールが溢れかえっているサークルがいます。また、大柄の男性二人がイスからはみ出して左右のサークルを圧迫してるようなところも見ます。荷物が多いとか大柄の人が複数いる場合は、イベントの規約が大丈夫なら2スペースとるのがおすすめです。