漫画のデータをクラウドにバックアップしよう!




絵かきにとって製作中のデータはめちゃくちゃ大事なものです。何日も何ヶ月もかけてやっと書き上げた漫画が、何かの拍子に元データごとなくなってしまったら発狂ものですよね。この記事では、漫画データをバックアップするクラウドについて紹介してます。

電子データはかんたんに消える

もしかしたらすでに外付けHDDやSDカード、USBメモリ、CDロムなんかにバックアップを取ってるかもしれませんが、こういった保存媒体はふとした拍子にデータが消える可能性が高いです。

地震や浸水などの天災、火災などで媒体自体がダメになることもあるし、いつの間にかデータが消えてることもあります。そもそもSDカードやUSBメモリはデータを長期間保存できる作りじゃないらしいです。

私の場合は外付けHDDにバックアップしてたんですが、20〜30センチくらいの高さの机から転げ落ちてしまい、HDD自体が再起不能になってしまいました。1万円もしたのにまじかよ!としばらくショックだったので、皆さんには転げ落ちても壊れない「クラウド」をご紹介します。

クラウドとは?

クラウドは直訳すると雲のこと。ネット的な意味は、企業などが用意した、データを保管できるサービスのことを指します。データを一箇所に集めたり再配布したりする様が雲に見えるってんでこういう名前になったとどこかで聞きました。

このサービスはインターネットにさえ繋がっていれば、スマホやパソコンで気軽に利用できます。保存したデータは企業が用意した別の場所に管理されてます。つまり自分の家に記録媒体を買い置く必要がなく、自分ちに火災や地震が起きてもデータは別の場所にあるので安全てわけです。

クラウドのメリット

データが消える可能性がものすごく低い

クラウドサービスを提供してる企業は、お客様のデータを守るために厳重に管理してます。それこそ天災の少ない国にデータを置き、火災から守り、いろんな悪いハッカーを防いでるとか、そんな感じです。物理的にデータが消えることはほぼないです。

自分でデータを保存してると、SDカードやUSBメモリなんかはふっとデータが消えてしまうことがあります。しかしクラウドは企業が管理をしてるので、知らないうちに消えてしまうとか記録媒体が劣化してたとかはほぼ起こりません。

どこからでもデータを引き出せる

インターネットにさえ繋がっていれば、日本どころか世界中のどこからでもデータを引き出せます。自分だけではなく、友人とか仕事先の人にもデータを簡単に渡すことができます。

無料で利用できるところも

  • 5ギガバイトまで
  • 会員になれば
  • 製品を買ってくれたら
など、条件さえ守ればクラウドを無料利用できるところがたくさんあります。

クラウドのデメリット

基本的にほとんどないです。しかし考えられるとすれば、データ漏洩、ハッキングなどの被害にあうとか、企業が使ってるデータ保存場所に災害が起こってデータが丸々ダメになるとかでしょうか。可能性はかなり低いです。

オススメのクラウド

グーグルドライブ

世界でも有名なグーグルが提供しているクラウド。無料で15ギガまで使えます。追加で容量を購入する場合、月額250円で100ギガから。15ギガもあれば漫画の完成原稿くらいは何本も保存できるので、連載作家でもなければこれで十分だと思います。

主にアンドロイド、ウィンドウズユーザーにオススメ。

icloud

世界でも有名なアップルが提供しているクラウド。無料で5ギガまで使えます。グーグルに比べるとちょっと少ないですが、月額130円で50ギガの容量を追加できます。

主にmac、iphoneユーザーにオススメ。

クリップスタジオ

クリスタ購入者が利用できるクラウド。10ギガまで使えます。自動同期をオンにしていれば漫画を更新するたびに書き換えてくれるので便利ですね。

ただし注意点があって、一年以上同期のための通信を行わなかったCLIP STUDIOアカウントのクラウドデータは削除されます、と公式に買いてありました。つまり書き終えた過去原稿を放っておくと、知らないうちに消えちゃってるんですね。

一年ごとに自分で更新すればいいですが、それもめんどくさいので、完成原稿は他のクラウドに保存した方がいいかなと思います。あくまでも製作中のデータを保存しておく仮置場みたいなイメージですね。

ドロップボックス

ビジネスとかでものすごく使われているクラウド。無料で2ギガ使えるほか、月額1500円で2テラの容量を借りられます。個人向けというより、企業とやりとりしてるプロ向けですね。