モチベーションを保ち続ける漫画の描き方




好きで漫画描いてるけど、ページ数が多いと途中でダレたりしますよね。特に同人など趣味で描いてる人は厳しい締め切りや迷惑をかける相手がいないため、苦手な過程で飽きたり嫌になっちゃうことがあると思います。

わたしもよくダレちゃうんですが、いろいろ試してモチベーションを落としにくいかきかたを見つけました!実はこれ、ネットを見るといろんな人が実践し、おすすめしてるやり方なんです。

数ページずつの作業をローテーション

普通は、ネームが終わったら全ページ下書きして全ページペン入れして全ページ仕上げして〜という具合で、原稿の段階ごとに制作していくと思います。

しかしダレない書き方では、好きな4ページを下書きからほぼ完成まで持って行って、次にまた4ページを下書きからほぼ完成まで持っていくという数ページずつのローテーションを繰り返すんです。(2ページずつでも6ページずつでもいいです)

すると途中でダレることが減り、全体的に進行が早くなっちゃうんですね!わたしの場合はかなり効果がありました。

どうしてモチベーションが保てるの?

やることがコロコロ変わるから飽きない

人は同じことをずーっと続けていると、どうしてもあきてしまいます。脳は新鮮な刺激に対して敏感で活性化しやすいんですが、刺激が慢性化すると活性化しなくなるのが理由みたいです。


しかし数ページでローテーションすると、短い間隔で「下書き→ペン入れ→ベタ→トーン→仕上げ」とやることをコロコロ変えることができます。こうして刺激を慢性化させずに与え続けると飽きにくくなるようです。

結果がわかりやすいからやる気が出る

漫画の下書きから完成までは数ヶ月かかることもあります。その間たくさんのやりかけの原稿に囲まれて、あれもこれも終わってないと焦った経験はないでしょうか。全ての原稿がやりかけだと、なんだか全然進んでない気がしますよね。

でも数ページローテーションなら完成原稿がすぐにできます。完成原稿ができるとものすごく原稿が進んだ気がしますし、原稿が何枚あるか数えるだけで全体の何%が終わってるのかが簡単にわかります。頑張った結果が目に見えてわかるので、やる気に繋がりやすかったです。

終わりが読めるから頑張れる

人は終わりの見えないことのために頑張り続けるのが苦手です。そのせいか、モチベーション維持のノウハウ本を読むと、「目標は小分けにしよう」とか「小さなゴールを設けよう」とかがよく書いてあります。つまりモチベーションを保つには終わりが見えればいいわけですね!

枚数を決めてローテーションすると、自分の制作スピードを具体的に把握できます。4枚の原稿を終わらせるのに6日かかるから、32ページの漫画なら最低48日は必要だなとかですね。

完成までの日数がわかれば、暗闇を手探りで歩く状態から太陽の下のハイキングくらいには気の持ちようが変わります。これだけで結構モチベーションが保てるんですよね。

おわりに

効果は個人差があるかもしれませんが、わたしには抜群だったので原稿中はいつもこのやり方です。ネットでたびたび話題になるくらいなので、結構ハマる人がいるかもしれません。モチベーションにお困りならぜひお試しください!